茨城新聞 2024年02月16日掲載
地産地消の事例紹介 茨城・日立で県北政懇 NPO理事長「勝てる素材で差別化」
横田氏は地産地消のコーディネーターとして、会津若松市を拠点に地元生産者の情報を集め、地産地消に取り組む宿泊施設や飲食店とつなぐ活動を行っている。
これまでに手がけた事例として、地元の養鶏場と提携して温泉旅館の食事メニューを変革した取り組みや、旬の食材をテーマにした料理を提供する飲食店のキャンペーンなどを紹介。商品企画では「強みを見つけたらコンセプトやターゲット層を絞り込み、それに合った売り方、見せ方で仕掛けるのが重要」と語った。
人口約1200人の同県昭和村で取り組む、カスミソウなどを使った地域活性化の事業も紹介。「旅は地域を育てる」とし「外から人が来ることでその土地は磨かれる。いろいろな人を受け入れる地域は伸びる」と語った。