茨城新聞 2021年05月13日掲載

茨城政懇 「一人一人、災害備える」 河田氏 事前準備の重要性指摘
災害への備えについて講演する関西大社会安全研究センターの河田惠昭センター長=水戸市宮町
茨城政経懇話会の5月例会が12日、水戸市宮町のホテルテラスザガーデン水戸で開かれ、関西大社会安全学部・社会安全研究センターの河田惠昭センター長が「地震多発県・茨城の備え」と題して講演し、「一人一人が身近にできることから災害へ備えることが大切」と事前に備える重要性を説いた。

河田氏は、日本の災害被害について震度や津波の高さなどの自然要因だけでなく、避難行動要支援者の増加や老朽した木造住宅の倒壊など人的・社会的要因が大きいと指摘。「災害が起こったときに、どのような被害の恐れがあるのかを事前に把握することが減災につながる」と強調した。

日頃からできる訓練として安否確認や家族のスケジュール共有などを挙げ、「日常的に訓練できることはたくさんある」と説明。一方で、地域によっては災害が自分にとって関係ないものと考えている人々が多いことや、政府などの公助は時間を有する場合も多いことを指摘し、「防災意識を日常的に持ち、自助努力によって自分や家族が被災しないよう備えるべき」と語った。