茨城新聞 2021年04月29日掲載

茨城県南西政懇 解決志向型の運営を 川西氏、組織心理巡り解説
講演するランスタッド・クライアントソリューション組織開発ディレクターの川西由美子氏=筑西市乙
茨城県南西政経懇話会の4月例会は28日、筑西市乙のホテルニューつたやで開かれ、ランスタッド・クライアントソリューション組織開発ディレクター、川西由美子氏が「コロナによる逆境でも、気持ちを未来に向ける技術 解決志向型チームビルディングを学ぶ」と題して講演した。

臨床心理学に加え、組織心理学を研究してきた川西氏は、日米での病院勤務の体験や鉱山の安全管理、部品メーカーの取り組みなど具体例を紹介。コロナ禍を生き抜く組織運営のこつとして、解決志向型のチームづくりの有用性を解説した。

上司1人が指導するようなタテ型組織でなく、変化する個々の状況に応じてそれぞれ能力に秀でた人が力を発揮できる円形・ヨコ型チームのメリットを強調。「コロナ禍においては今までの常識が効かない。柔軟性と突破する元気が必要。仲間で支え合わなければいけない」とし、「仲間の意見を聞く組織で、自分の頭で考えて行動できる人がいることが一番重要。チームとして柔軟性と突破力が出てくる」と指摘した。

心の好循環サイクルを作るために「声掛け」の大切さを挙げ、「やったかどうかの確認だけでは組織は育たず、何を工夫したかを聞き取ることが大切」と注意を促した。