茨城新聞 2021年04月09日掲載

慶応大教授の飯盛氏、地域づくりの課題指摘 「担い手確保、育成を」 水戸で茨城政経懇話会
持続可能な地域づくりについて講演する慶応大教授の飯盛義徳氏=水戸市千波町
茨城政経懇話会の4月例会が8日、水戸市千波町の水戸プラザホテルで開かれ、慶応大総合政策学部教授の飯盛義徳氏が「これからの地域づくり〜いかに持続可能な地域を実現するか」と題し講演した。「最も大切なのは(地域づくりの)担い手をいかに確保、育成するか」と課題を挙げ、実現に向け、プラットフォーム(土台)を設計する重要性などを説いた。

飯盛氏は、地域づくりには地域資源の再認識が不可欠とし、「多くの人が参加し、活発に交流することで、予期しない『いいこと』が起こる。皆が自発的に動ける土台をつくらなければ」と指摘。土台は可視性を高め、参加者の対等性を担保することなどが不可欠とし、互いに地域資源を持ち寄ることで「参加者が当事者意識を持つようになる」と述べた。

また、「地域資源と結び付くことで地域の革新が生まれる」と教育機関との連携の必要性を訴え、「(学生らが)活動を実践することで地域への思いが深まり、さらに実践につながる」と、事例を交え紹介した。

その上で、これらの取り組みを通じた新しい価値の創造が「持続可能な地域に結び付く」との考えを示した。