茨城新聞 2020年11月20日掲載

「世論と総選挙勝利が鍵」 中北氏、菅政権の政策解説
神栖で鹿行政懇
「2021年の政治展望」をテーマに講演する中北浩爾氏=神栖市大野原の鹿島セントラルホテル
鹿行政経懇話会の11月例会が19日、神栖市大野原4丁目の鹿島セントラルホテルで開かれ、一橋大大学院教授の中北浩爾氏が「2021年の政治展望」をテーマに講演。携帯電話の料金引き下げなど菅義偉首相の政策を「時流を的確に捉えている」とした上で、政権安定の鍵は「世論の支持と総選挙の勝利」と指摘した。

中北氏は、解散総選挙の時期について、新型コロナウイルスの影響を受けるとした上で、選択肢に(1)1月の通常国会冒頭(2)3月末の予算成立後(3)9月の東京パラ五輪閉幕後-を挙げた。

自民、公明の与党は固定票が多いものの、投票率低下で固定票が減ると、中長期的には「連携にひびが入りかねない」と予測。その際に「野党が無党派層の追い風を受ければ、(自公は)危うい」と語り、その試金石は「総選挙で(野党の)票が伸びるかどうか」と強調した。

自民党総裁選では、「菅政権の立役者にして最大の勝利者は二階(俊博幹事長)さん」と指摘。「二階氏が守旧派なので(菅首相の)改革にも限界がある」として、成果が出ない場合は、党内基盤が弱い無所属の菅首相が批判される可能性に言及した。