茨城新聞 2020年09月25日掲載

茨城県南西政懇 東京医科大・濱田教授が講演「感染対策は5合目」 事業継続へ安全配慮
新型コロナウイルス感染症の予防について講演する濱田篤郎氏=つくば市吾妻
茨城県南西政経懇話会の9月例会が24日、つくば市吾妻のホテル日航つくばで開かれ、東京医科大教授の濱田篤郎氏が「職場における感染症対策」と題して講演した。新型コロナウイルス感染症の状況について、「現在は対策の5合目まで来ている段階。秋からの本格的な第2波の流行には職場でしっかり備え、経営が脅かされないようにすることが大切」と強調した。

職場の新型コロナ感染症対策について、従業員への感染予防教育や、感染リスクを減らす安全配慮に留意すべきと指摘。結核やインフルエンザのような感染症も予防接種などで常に備えることにより、事業を継続し社会的責任を果たすことにつながると訴えた。

企業のトップや重要な職種の人は定期的なPCR検査を受け、従業員の感染状況も定期チェックすることが有効と述べた。感染者が出た際は、就労制限や濃厚接触者の健康監視、退院後1週間の自宅待機に取り組む。国内での今後の新型コロナ流行は、海外との交流再開によって来年までは増えるとし、「ワクチン接種ができるようになり、国民の半分が打てれば来春ごろに収まるのでは」と予想した。