茨城新聞 2020年09月04日掲載

茨城政懇 「手洗い感染症に有効」 医師岩崎氏、新型コロナ対策説く
新型コロナウイルスとどう向き合うかについて講演する健康予防政策機構代表の岩崎恵美子氏=水戸市宮町
茨城政経懇話会が3日、水戸市宮町のホテルテラスザガーデン水戸であり、健康予防政策機構(仙台市)代表で医師の岩崎恵美子氏(76)が「新型コロナにどう向き合う」と題して講演した。発展途上国で感染症対策に携わった経験などを踏まえ、「手洗いは全ての感染症に有効。マスクより手洗いを」と訴えた。

岩崎氏は感染症流行の歴史を説きながら「グローバル化と感染症は切っても切れない」として、国によるインバウンド推進に疑問を投げ掛けた。また2000年に世界保健機構(WHO)の要請を受けてウガンダでエボラ出血熱に対応した経験を披露。「みんな出血してない。下痢。便がそこらにあって次亜塩素酸で流す。感染するクリーナーの人がいっぱいいた」と話した。02〜03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)についても香港から感染拡大したのは便からだったとの説を紹介した。

新型コロナについて、手洗いの習慣がある日本と欧米との流行の違いを強調。その上で「呼吸器の病気ではなく、全身の病気。症状は心筋梗塞、脳梗塞、川崎病もある。最終的には便に出る」と指摘。「正しく恐れるには正しい知識を。マスクをしたから安心ではなく、手洗いをしなければ有効ではない。せっけんで十分ですから手洗いを」と呼び掛けた。