茨城新聞 2026年06月19日掲載

「誰かのため」 大きな力 田中氏 スポーツと健康で講演 茨城・神栖で鹿行政懇
リボンの演技を披露する田中琴乃氏=神栖市大野原
鹿行政経懇話会の6月例会が18日、茨城県神栖市大野原のアトンパレスホテルで開かれた。新体操団体の元五輪代表、田中琴乃氏が「スポーツと健康、美容」と題し講演。努力を続けることや周囲の支えに感謝する大切さを訴え、「誰かのためにと思う気持ちは大きな力になる」と説いた。

田中氏は冒頭、競技用のリボンを手に演技を披露。6メートルの長さを自在に操り、会場から喝采を浴びた。

5歳で新体操の競技を始め、成長とともに夢中になり「昨日の自分に負けない」との気持ちで取り組んだことを紹介。中学3年時の全国大会で優勝し、日本代表に選ばれ、精神的重圧から拒食症に悩まされたものの、家族の支えで回復したことなどを振り返った。

2008年の北京五輪で最下位になった時は「五輪に出て家族に笑顔で手を振る」という本当の夢に気付いたと回顧。12年のロンドン五輪で7位入賞するまでの4年間は「何一つ後悔せずやり切った。全力の笑顔で出場できた」と話した。

健康については「よく食べ、よく眠り、よく動く」という基本の重要性を強調。「自分の経験を子どもたちに伝えていきたい」と思いを述べた。