茨城新聞 2026年06月12日掲載

Z世代の仕事観語る 稲田氏 「収入より居心地」 茨城・日立で県北政懇 
講演するコラムニストの稲田豊史氏=日立市内
県北政経懇話会の6月例会が11日、茨城県日立市内のホテルで開かれ、コラムニストの稲田豊史氏が「タイパ化する世の中?倍速視聴から考えるZ世代のトリセツ」と題して講演した。タイパ(時間対効果)を求めるZ世代について、日常で接するネットコンテンツ量の多さや対人関係の維持に腐心する心理が背景にあると指摘。職場では「収入よりも居心地を重視する傾向もある。コミュニケーションの方法を考えるといいのでは」と対応法を示した。

Z世代が好む映画やドラマの倍速視聴について、コロナ禍の際にリモート授業を倍速で視聴した経験や、LINE(ライン)の仲間との話題を合わせるため多くの作品を見る傾向が強まったと分析。社会生活でも「最短距離で正解を知って安心したい。答えを教えてもらう指示待ち集団にもなる」と説明した。

職場で一緒に働く際に必要なコミュニケーション手段として?結論を早めに分かりやすくする?シンプルに手早く伝えること-などを強調。世代の気質と仕事観についても「自分の成長と安定、雰囲気や居心地の良さを求める」と説明し、職場環境づくりの大切さも示唆した。