茨城新聞 2026年05月28日掲載

国力研は同床異夢 増田氏 高市政権の課題解説 茨城・つくばで県南西政懇
講演する政治ジャーナリストの増田剛氏=つくば市内
県南西政経懇話会の5月定例会が27日、茨城県つくば市内のホテルで開かれ、政治ジャーナリストの増田剛氏が「変革期を迎えた日本政治・高市政権が直面する内外の課題」と題して講演した。高市早苗首相を支える目的で結成された自民党有志による議員連盟「国力研究会」と政局について解説。「議連は同床異夢であり、高市政権の安定につながるかどうかはまだ見通せない」と展望した。

同議連の狙いについて「首相を支持する議員による主流派形成や、来秋の党総裁選での高市首相の無投票当選に向けた道筋を付けること」と説明。最高顧問には麻生太郎副総裁が就任、発起人には昨年の総裁選で高市氏と争った4人のうち3人が名を連ねたことから「高市首相や麻生氏と距離のある議員を排除し、分かりやすく首相を支える会をつくる意図があったとみられる」と指摘。しかし、実際には対立関係にある議員が「抱き付き戦略」で議連に参加したため、「同床異夢の不安が残る事態となっている」と分析した。

また、高市政権が4月、「防衛装備移転三原則」の運用指針を改定し、武器輸出の全面解禁に乗り出したことなど、日本の安全保障政策についても解説した。