茨城新聞 2026年05月21日掲載
「言葉が人生切り開く」 村上氏 NHKの経験披露 茨城・神栖で鹿行政懇

講演する村上信夫氏=神栖市大野原
村上さんは出身大学の先輩に当たる同局アナウンサーから「うれしいことを倍に、悲しいことを半分にする仕事」と聞き、同局を志望したエピソードを披露。特にラジオの現場に移ってから、その言葉を思い出し仕事に臨んだことなどを語った。
「ありがとう」「いただきます」「おかげさま」など、一見ありふれた言葉が「絶滅危惧種になりかけている」と指摘。「頭で思うだけでなく口にすることで、相手に伝わり自分の心にも残る」と語り、言葉の意味を理解して次世代に伝える大切さを説いた。
自らの戒めとする父の言葉である「人と接する時は温かい春の心。仕事をする時は燃える夏の心。考える時は澄んだ秋の心。自分に向かう時は厳しい冬の心」を紹介。「誰でも知っていて当たり前に見える言葉を、大事に丁寧に使ってほしい」と呼びかけた。