茨城新聞 2026年04月09日掲載

「消費減税」の変質批判 城本氏 高市政権を解説 水戸で茨城政懇
講演した政治ジャーナリストの城本勝氏=水戸市宮町
茨城政経懇話会4月例会は8日、茨城県水戸市内のホテルで開かれ、政治ジャーナリストの城本勝氏が「巨大与党で真価問われる高市政権」をテーマに講演した。高市政権について、高い支持率と多くの議席数を得た一方、具体的な政策が進んでいないとし、「日本の危機だから一緒に頑張ろうという姿勢が必要」と指摘した。

2月の衆院選で悲願とされた消費税減税に関し、結果的に「2年間限定の食料品非課税」という物価対策に変質したと批判。食料品を恒久的に非課税とし、代わりに標準税率を引き上げるなど「合理的で信頼が得られる制度」を求めた。

3月の日米首脳会談ではトランプ米大統領との親密さをアピールできた点を評価した上で、高市政権が対中国で米国に期待する外交上の成果などを得られなかったと分析。台湾有事などを巡る大胆な発言が、外交摩擦を招きかねないと懸念を示した。

石油の確保を巡っては「国の生存に関わる最優先事項」と説明。原油価格高騰や中東情勢の悪化により「経済は石器時代に戻りかねないほどの厳しい状況に直面している」とし、「きれいごとだけでは通用しない」と強調した。