茨城新聞 2026年03月18日掲載

高市政権の動向注視 細川氏「評価はまだ早い」 茨城・神栖で鹿行政懇
講演した細川隆三氏=神栖市大野原
鹿行政経懇話会の3月例会が17日、茨城県神栖市大野原のアトンパレスホテルで開かれ、政治ジャーナリストの細川隆三氏が「高市政権圧勝の舞台裏と課題」と題して講演した。前回の衆院選で自民党が大勝した要因や、ホルムズ海峡への艦船派遣を巡る対米外交などに触れながら、高市政権の動向を今後も注視していく姿勢を示した。

内閣支持率が高い状態で臨んだ衆院選について、解散に踏み切る有利な点があったことは認めつつも「政権の使命である、年度内の当初予算案の成立が難しくなるだろうから驚いた」と振り返った。

中道改革連合の結成については「高市首相にとって誤算だったのではないか」としながら、名称が浸透せず、交流サイト(SNS)で否定的な動画が拡散された点が、自民大勝に結び付いたのだろうと分析した。

一方、多党化の時代であるため「高市首相の人気がいつまで続くかは分からない」と展望。課題として、支持層の高齢者に遠慮し先延ばしにされてきた政策があると指摘した。

例として社会保険料を挙げ、「少子高齢化により現役世代の負担が増加しているので引き下げるべき」と強調。その上で「高市首相を評価するにはまだ早い。新しいことをやってほしい」と今後の政策に期待した。