茨城新聞 2026年02月25日掲載

失敗は「挑戦の証し」 中村氏、リーダーシップ解説 茨城・筑西で県南西政懇
講演する中村泰三氏=筑西市乙
県南西政経懇話会の2月例会が24日、茨城県筑西市乙のホテルニューつたやで開かれ、学研ロジスティクス社長の中村泰三氏が「失敗から学ぶリーダーシップ」と題して講演した。自衛隊や物流会社で培ったリーダーシップについて解説。ミスや勘違いから得た学びの大きさに触れながら「失敗はチャレンジしている証し」と強調した。

冒頭、防衛大学校で学んだ「リーダーシップの基礎」として、命令による「指揮」と、やる気を起こして行動させる「統御」の違いを説明。「指揮は誰でもできるが、統御は非常に難しい」と語った。

さらに航空自衛隊での経験を披露。自身を有事に備えた「非常呼集」の対象外とした上で、週末に基地から外出し続けたことがあった。その結果、隊員から「有事に来ない指揮官に誰が付いていくんですか」と突き放されたという。規則に沿う行動だったものの「自分がどう考えるかではなく、チームメンバーがどう考えるかが大切だ」と学んだという。

成功の確率を上げるためには「深掘りをして同種の失敗をしないこと」と指摘。その上で「失敗はチャレンジしている証し。挑戦こそが未来を開く」と述べた。