茨城新聞 2026年02月13日掲載

高市政権の政策考察 久江氏 安保で「アクセル」 茨城・日立で県北政懇
演説する久江雅彦氏=日立市幸町
県北政経懇話会の2月例会が12日、茨城県日立市幸町のホテルテラスザスクエア日立で開かれ、共同通信編集委員兼論説委員の久江雅彦氏が「高市政権と日本政治の行方」と題して講演した。衆院選での自民党圧勝後の高市早苗首相の政権運営について、市場動向を注視しながら財政出動を慎重に進めるとみるが、安保政策では「アクセルを踏む」と推測した。

衆院選の結果について、野党が乱立する中、自民党は「足場を固めて無党派層を取り込んだ」と分析。しかし「3分の2の議席を得たが、世論の反発を招くため衆院再議決のカードは使いにくい」と解説した。

また、高市政権は市場の動きを警戒すると予想。「責任ある積極財政」を掲げるが、財政出動によって円安が加速し物価高につながることを恐れ、「穏健に進めるのではないか」と考察した。

一方、外交・安全保障の面では「アクセルを踏む」と予測。米トランプ政権の圧力を受けて、防衛費の国内総生産(GDP)比率の引き上げを「やらざるを得ないのでは」と指摘し、「(引き上げの)比率を決めることは増税を決めることだ」と強調した。