茨城新聞 2025年09月10日掲載

「習氏引退の可能性」 近藤氏 日中関係を展望 茨城・日立で県北政懇
講演する近藤大介氏=日立市幸町
県北政経懇話会の9月例会が9日、茨城県日立市幸町のホテルテラスザスクエア日立で開かれ、講談社編集次長の近藤大介氏が「習近平政権の内幕と日中関係の行方」をテーマに講演した。中国共産党は習氏の一強としながらも、健康不安説などを挙げ「(次の党大会で)変わる可能性が高い」と持説を披露した。

3日の抗日戦争勝利80年記念軍事パレードについて、近藤氏は「10年前と比べて規模が縮小した」と指摘。メディアの望遠レンズが没収された裏話を紹介し「(顔色が分かる)アップを撮られたくなかったのでは」と推測した。来月開かれる中央委員会第4回全体会議で注目される人がいれば、後継者となる可能性も示唆した。

中国にとって石破政権は「良い政権」とし、日中関係にも言及。石破氏の支持率が低迷した時期に、中国政府は与那国島南方のブイ撤去や水産物の輸入再開などを発表し「秋波を送り、支持率を上げようとした。前例がない」と主張した。

その上で、自民党新総裁の有力候補が8月15日に靖国神社に参拝した点に注目し、「参拝する政治家とは握手できないのが中国の原則」と今後の不透明さを指摘した。