茨城新聞 2025年05月08日掲載

「政局占うのは参院選」 久江氏 自公50議席で過半数維持 水戸で茨城政懇
講演する久江雅彦氏=水戸市宮町
茨城政経懇話会の5月例会が7日、茨城県水戸市内のホテルで開かれ、共同通信特別編集委員の久江雅彦氏が「日本政治のゆくえ」をテーマに講演した。7月投開票の参院選を巡り、「政局を占うのは衆院選でなく参院選だ」と強調した。

久江氏は2007年の参院選で民主党が第1党に躍り出た後、09年の衆院選でも圧勝して政権交代が起きた事例などから、「参院選が政治の分岐点になってきた」と論じた。

今夏の参院選は過半数125議席のうち自公の非改選は75議席で、50議席を取れば与党は過半数が維持できると説明。ただし「石破内閣の支持率が下がれば50台半ばでも政局は流動化する。60以上が必須」と分析した。

選挙制度と実態の乖離(かいり)にも触れ、「定数2、3人の中選挙区連記制で民意を反映できる」と述べた。

交流サイト(SNS)で政治に関する極論やでたらめな勢力が台頭しているとし、「中高生が生の政治を学ぶ教育が必要。記者が足で稼いだ新聞を読み、別角度から見る力を養ってほしい」と提言した。