茨城新聞 2025年04月24日掲載

Z世代、SNS拡散得意 稲田氏 タイパ求める傾向 茨城・つくばで県南西政懇 
講演した稲田豊史氏=つくば市小野崎
県南西政経懇話会の4月例会が23日、茨城県つくば市小野崎のホテルグランド東雲で開かれ、作家でライターの稲田豊史氏が「倍速視聴から見えるZ世代の消費傾向」をテーマに講演した。インターネットが普及した環境で育ったZ世代は、気に入った情報を交流サイト(SNS)で拡散するのが得意と指摘。若者からハロウィーンが広がった現象を例に挙げ、「Z世代の情報拡散によるマーケット開拓は今後さらに進むだろう」と予想した。

Z世代は映像コンテンツを早送りで見るなど、タイパ(時間対効果)の良さを求める傾向にある。Z世代の特徴として、稲田氏は「分かりやすいもの」「結論を先に提示してくれるもの」を好むとし、「情報量が多い新聞やテレビより、短く編集されたユーチューブやSNSを支持している」と語った。

タイパを求める背景の一つに、指先一つで情報を得られるスマートフォンの存在を挙げ、「Z世代は最小の能力で最大の報酬を得ることに慣れている」と説明。ユーチューブを駆使した候補者が選挙戦で若者の支持を集めた事例なども紹介し、「Z世代は無視できない存在になっている」と強調した。